鍛造は金属加工の技術として長い歴史を持ちますが、自動化するには高度な技術が求められます。
サムテックが大手メーカーから選ばれているのはしっかりとした技術と、積み重ねた実績があるからです。
鍛造とは、金属をたたいて圧力を加えて変形させる手法です。
鍛造の大きな特徴は、強度に優れた素形材を造ることができる点で、サムテックでは主に自動車部品を生産しています。自動車の車輪の回転を支える「ホイールハブユニット」のシェアは国内トップクラスの4割に及びます。
サムテックでは、自動化された鍛造プレス機により、3~4工程かけて棒状の材料から製品を成型していきます。
現在、国内工場ではプレス機が13ライン稼働しており、その大きさは、小さいもので1000トン、1番大きいもので3000トンです。大きなプレス機で製品が造られていく様子はとても迫力があります。
また、サムテックでは製品を形作るための金型の設計や製作も社内で行っております。精度の高い製品を作るためには、精度の高い金型が必要です。そのため、この金型の製作にも高度な技術力が求められます。
皆さんには、鍛造プレスの操作や金型を製作する分野でご活躍頂ければと思います。
入社後3ヶ月~半年間は新入社員研修があり、色々な部署の仕事を学んでから配属となりますので、ご安心ください。みんなゼロからのスタートです。
サムテックの創業は1913年。自動車部品を作る個人経営の工場から始まりました。
1960年代にはあらゆる機械に欠かせない軸受け(ベアリング)の製造で大手メーカーとの取引を開始。その後、国内自動車メーカーとも取引を開始しています。
1990年代にはフローフォーミング成型の技術を確立。これは軽量かつ緻密な部品を作るために欠かせない技術です。
自動車部品以外に高圧ガス容器の製造も行っています。
クリーンエネルギーである水素を安全利用するための次世代型商品です。
2012年には水素ステーション用の高圧水素容器の認可を日本で初めて取得しました。
現在サムテックは国内に9工場(本社工場、羽曳野第1~7工場、工機工場)と海外に3拠点(アメリカ、タイ、メキシコ)を構えます。
羽曳野第7工場は、2020年に完成したばかりで、最新の設備を導入しており、挑戦を続ける会社です。国内9工場はすべて隣接しているため転勤はありません。
材料となる金属を投入した後、機械が動き出せば全自動で製造が始まります。
その製造工程でトラブルが発生した場合の対処や、製品に問題がないか目視での検査、製造機械の維持などが主な仕事となります。
鍛造という工法の性格上、金型は摩耗していきます。
製造中に対処することとして、金型の交換作業があります。
異なる部品を作るために金型を交換することもあれば、
1日のうちに同じ部品を製造する時でも交換は発生します。
自動車部品の金型なので重量はありますが、作業は2人以上で安全に配慮して行っています。
できた製品に包装して、出荷直前の状態にします。
この作業工程では製品が入ったパレットをフォークリフトで移動させます(必要な免許の取得は会社が支援)。
フォークリフト未経験ではじめた新入社員も、1ヶ月程度で「パレットをピタッと並べられる」というくらいまで乗りこなせるようになりました。
設立 | 1949年 |
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代表者 | 代表取締役社長 阪口善樹 |
本社所在地 | 〒582-0027 大阪府柏原市円明町1000-18 |
資本金 | 9500万円 |
売上高 | 218億円 |
事業内容 | 自動車用鍛造品およびフローフォーミング成形品ならびに高圧ガスボンベ用薄肉ライナーの製造販売 |
従業員数 | 444名 |
担当者 | 小林、川口 |
メールアドレス | soumu@samtech.co.jp |
企業HP | http://www.samtech.co.jp/index.html |